早川純(バンドネオン)
吉田篤(バイオリン)
| プログラム |
第一部
1.ロカ
2.スエニョ・デ・フベントゥ
3.エル・チョクロ
4.娼館1900
5.カフェ1930
6.ウン・プラセール
7.ソロ・グリス
8.ジェラシー
第二部
1.バンドネオン・ソロ
2.往復切符T
3.最後のコーヒー
4.ノクトゥルナ
5.もののけ姫
6.酔いどれたち
7.ラ・クンパルシータ |
第194回
早川純さんからのメッセージ
今回、このような演奏の機会を頂けました事を、心から感謝します。
バンドネオンは1840年頃に、ドイツで発明されました。
当初は教会で賛美歌の伴奏や、町中で民謡の演奏などに使われておりましたが、
のちに海を渡り、アルゼンチンタンゴと出会う事で音楽的に大きく発展を遂げます。
暗号のように複雑なボタン配列、演奏者の膝の上で呼吸するようにして紡ぎだされる音楽。
ノスタルジックでありながら、同時にモダンな暗い輝きを放つこの楽器の魅力を
少しでもお伝え出来ればと思っています。
今宵は私の最も尊敬する演奏家の一人、吉田篤のヴァイオリンと共にデュオでお送りします。
古典タンゴの持つ美しいメロディーと特徴的なリズム、現代タンゴの陰影に富んだ芸術性を、
大学時代から一番長く共演してきた彼との、リラックスしたアンサンブルでお楽しみ頂ければ幸いです。
演奏家プロフィール
早川純(バンドネオン)
2012年、第49回国際アコーディオン・コンペティション(クリンゲンタール)に出場し3位入賞(バンドネオン・ソロの部)。東京芸術大学音楽学部楽理科卒業。ネオタンゴ・ユニット、Tango-jackを主宰。2009年に初の単独海外公演を果たす。
バンドネオンを小松亮太、西塔祐三、ミゲル・バルベーロ各氏に師事。2003年、2005年と「小松亮太&オルケスタ・ティピカ」のメン バーとしてアルゼンチンやブラジル等南米4カ国で演奏。2003年と2004年にそれぞれ、タンゴ界の重鎮レオポルド・フェデリコ、オスバルド・ベリン ジェリ、マリア・グラーニャなどの日本公演に参加。2009年、NHKの音楽番組『どれみふぁワンダーランド』という番組において日本の希少なバンドネオン奏者として紹介される。活動はタンゴの世界に留まらず、国内有数のプロ・オーケストラとの共演。ジャズとラテン・ラウンジを融合させたストレンジ・オーケストラ「菊地成孔とペペ・トルメン ト・アスカラール」への参加。ヴァイオリニスト川井郁子氏のサポートなど様々な演奏家との共演を果している。また数々のドラマでの劇中音楽の演奏を担当。近年では小松亮太氏のアルバムへのアレンジ提供やCM音楽の作曲等、作曲家・アレンジャーとしての活動にも精力的に取り組んでいる。 早川純公式サイト http://hayakawajun.com
吉田篤(バイオリン)
山口県出身。
全日本学生音楽コンクール福岡大会第一位。東京芸術大学音楽学部楽理科卒業、同大学院室内楽科ヴィオラ専攻修了。現在、東京芸術大学管弦楽研 究部非常勤講師。「芸大フィルハーモニア」「東京シンフォニエッタ」「カルテット・アーニマ」メンバー。また2000年よりタンゴヴァイオリニストとして も活動を開始。現在「小松真知子&タンゴクリスタル」「Tango-jack」「オルケスタ・アウロラ」等数多くのバンドで活躍中。
撮影 中村 総一郎