<メッセージ>
8年間のハンブルグ生活を終え、今秋から新しい先生のもと、ウィーンで暮らし始めました。今暮らしている家と同じ通りには、シューベルトの最後の家があり、ふらふらと散歩しながら迷い込んだ路地にはベートーヴェンが第9を書いた家があり、ふと通り過ぎた広場にはシューベルトが通った小学校があり。そこかしこに芸術家の爪痕が残る街、特に以前から大好きで一番近い存在であるシューベルトを身近に感じながらの生活は、この街以外では経験できるものではなく、毎日この環境に感謝しながらピアノを弾いております。彼等と同じ空気を吸い、同じ言語を話しながらの生活が、私の音楽にどのような影響を及ぼすのか、私自身も楽しみです。まだ始まったばかりのウィーン生活ですが、今回はウィーンから生涯でることの無かったシューベルトの作品、そして、私と同じく?ハンブルグからウィーンに移り住み、生涯をこの地で閉じたブラームスの作品に取り組ませていただくことになりました。後半は、8年間ハンブルグで師事したコロリオフ先生、現在師事しているマイセンベルク先生、二人の先生ゆかりの旧ソ連の作曲家ラフマニノフの作品を弾かせていただきます。東京で、少しでも多くの方と、素敵な時間が共有できるのを楽しみにしております。

久保千尋 プロフィール
2004年京都市立芸術大学音楽学部を首席で卒業。
卒業時に京都音楽協会賞、ならびに音楽学部賞を受賞。

同年、東京藝術大学大学院に進学。
2004年10月よりドイツ国立ハンブルグ音楽演劇大学に留学。
2007年ディプロムを取得。
2009年東京藝術大学大学院音楽研究科を修了。
2012年ハンブルグ音楽演劇大学 Konzerexamen(国家演奏家資格)過程を最優秀の成績で修了。

エリーゼマイヤー音楽コンクール(ドイツ) 第1位、第5回“The Muse”国際ピアノコンクール(ギリシャ)第3位、第23回ヴァルセジア国際音楽コンクール(イタリア)名誉賞、第2回野島稔よこすかピアノコンクール第3位、第3回東京芸術センター記念ピアノコンクール金賞(第1位)等、国内外のコンクールで入賞。
また松方音楽賞、ヘルマン&ミレーナ・エーベル音楽賞等、国内外で様々な音楽賞を受賞。
2011年には、シューベルト国際音楽コンクールで、審査員特別賞を受賞。

これまでに高田由紀子、辛島輝治、阿部裕之、迫昭嘉、エフゲニー・コロリオフの各氏に師事。
ハンブルグ、パリ、山口、東京、京都に於けるソロリサイタル、また日本、ヨーロッパ各地での室内楽のコンサートに出演する他、ソリストとして、これまでにハンブルグ交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、京都市交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団等と共演。また北ドイツ放送(NDR)等、ラジオ局の収録演奏会にも数多く出演。
2010年エーベル財団(ドイツ)奨学生、2011年度財団法人ロームミュージックファンデーション奨学生。
また、2009年から2011年まで、ハンブルグ音楽演劇大学講師を務める。

現在、ウィーン国立音楽大学ポストグラデュエート課程にて、オレク・マイセンベルク氏に師事。
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2013年2月27日(水)18時45分開演 
会場 南麻布セントレホール
第195回
久保千尋(ピアノ)
 プログラム
シューベルト  ピアノソナタ 第13番 イ長調
ブラームス  3つのインテルメッゾ 作品117
ラフマニノフ  ピアノソナタ 第2番