第206回
1月15日(水)18時45分開演

泉 里沙(ヴァイオリン)

佐藤卓史(ピアノ)


schubert violin sonata a major op. 162 /d574
シューベルト ヴァイオリンソナタ イ長調D.574
prokofiev violin sonata No.1 f minor op.80
プロコフィエフ ヴァイオリンソナタ第1番ヘ短調 op.80
ワックスマン カルメンファンタジー




 この度は“未来から来る演奏家を聴く会”にて演奏させて頂く機会を頂き、宮島さまには大変感謝申し上げます。
ロンドンで生まれロンドンで育った私が、14歳の時に東京芸術大学教授清水高師氏のお招きで日本に留学してきました。それを機に音楽家を目指すことになりました。現在は、芸大とウィーンの大学院で研鑽中ですが、両親の住む私の生まれ故郷ロンドンにも時々滞在するという国際色豊かな生活を送らせて頂いております。
4年目に突入したウィーンでの修行は 音楽環境のよさに加えて、沢山の演奏家や先生方から刺激を受け、より一層の努力が求められ、とてもいい勉強をさせて頂いているように感じます。まだまだ修行中ではありますが、自分の自然に持つヨーロッパ感覚により磨きをかけた演奏を目指して、頑張りたいと思います。
今回のプログラムは、ウィーンを代表する作曲家シューベルトが意欲旺盛で希望に溢れた19歳の時に書いたヴァイオリンソナタ イ長調Grand Duoと、ロシアの社会主義に対しての反発を込め、人間の生の感情を表現したストーリー性あるプロコフィエフの代表作でもあるヴァイオリンソナタNo.1などを芸大先輩でウィーンで同じく研鑽をつまれた佐藤卓史さんのピアノ共演でお届けします。



泉 里沙(ヴァイオリン)

ロンドンで生まれ、4歳でヴァイオリン始める。 10歳でRoyal Academy of Music Juniorを最年少で入学、スカラーシップ取得.同校ヴァイオリンコンクールに2年連続優勝。Dukes HallにてRAM シンフォネッタと共演。 イタリア、トリエスタのオペラハウスにて行われたP. Mozart第2位。National Children’s Orchestraコンサートミストレスを務める。The Musician Benevolent Fund取得。North London Festival 弦楽部門最高位受賞。室内楽でWigmore Hall,London、横須賀芸術劇場にて演奏。
2000年 日本に帰国。
2001年 第55回日本学生音楽コンクール中学の部東京大会第2位。
2002年 東京芸術大学音楽学部付属音楽高等学校入学。第13回日本クラシック音楽コンクール高校の部全国大会第2位(1位なし)。
2003年 第4回日本演奏家コンクール高校の部 第3位。
2005年 東京芸術大学入学。
在籍中に、大阪国際音楽コンクール レヴィタン賞受賞。大阪府摂津市主催LCコンクール金賞受賞併せて大阪府知事賞受賞。その他数々のコンクールやオーディションにて入賞、最高位受賞。旧大阪センチュリーオーケストラ、江戸川フィルハーモニーなどと共演、又、紀尾井ホール、旧奏楽堂、JTアートホール、すみだトリフォニ―ホール、ブルーローズなどで演奏会出演。サントリーホール主催のウィーンフィル首席奏者のシュトイデ氏によるマスタークラス受講し好評を博す。
2010年度東京芸術大学卒業時同声会賞受賞。
東京芸術大学大学院入学。その半年後、ウィーンコンセルヴァトリウム大学院入学。
2011年 第14回ヴィ二アフスキーヴァイオリンコンクール ディプロマ取得。
2011,2012年度大阪府松原市文化表彰受賞。松原がんばる市民応援基金を受ける。
2012年 モスクワ,ヤンポルスキー国際ヴァイオリンコンクール ディプロマ取得
コンセルヴァトリウム卒業演奏にたいして審査教授陣より満場一致の最優秀の成績取得。 引き続き研究科に進みヴァイオリニスト、ジュリアン・ラクリン氏の門下生となる。
2013年、ポルトグルアーロ 音楽祭のオーディションでソロ最優秀賞受賞。ヴェニスにてリサイタル開催の機会を与えられる。 今までに佐々木由実,故イフラ―・ニーマン、清水高師、ジェラール・プーレ、漆原朝子、パーヴェル・ヴェルニコフ、ジュリアン・ラクリン各氏に師事。 近年、ロンドン、ウィーン、大阪、東京、ウクライナにてリサイタル開催や音楽祭に参加。
若手演奏家を支援するFinchley Chamber Orchestra より2014年5月の定期演奏会出演依頼を受ける。


佐藤卓史(ピアノ)

1983年 秋田市生まれ。4歳よりピアノを始め、国内の学生コンクールに多数入賞。
2001年 第70回日本音楽コンクールピアノ部門第1位、併せて野村賞、井口賞、河合賞、三宅賞を受賞。
2003年 東京芸大シンフォニア英国公演のソリストに抜擢され、イギリス各地で協奏曲を演奏。秋田、東京など全国4都市でデビューリサイタル開催。秋田市文化選奨受賞。
2004年 第30回日本ショパン協会賞受賞(史上最年少)。
2006年 「安宅賞」「アカンサス音楽賞」を得て東京藝術大学を卒業。 第55回ARD国際音楽コンクール(ミュンヘン)にて、20世紀ピアノ作品の最も優れた演奏に対して贈られる特別賞「アリス・ロスナー賞」を受賞。 第5回プーランク国際ピアノ・コンクール(フランス)第3位。
2007年 第11回シューベルト国際ピアノ・コンクール(ドルトムント)にて第1位ならびに最年少セミファイナリストに贈られる特別賞を受賞。
2008年 第9回シドニー国際ピアノ・コンクールにて第4位ならびに最優秀ショパン作品演奏賞を受賞。
2009年 第11回ゲザ・アンダ国際ピアノ・コンクール(チューリヒ)にて特別賞を受賞。
2010年 エリザベート王妃国際音楽コンクール(ブリュッセル)入賞。
2011年 第21回カントゥ国際ピアノ・コンクール(イタリア)クラシック部門第1位。第10回メンデルスゾーン国際ピアノ・コンクール(イタリア・タウリザーノ)最高位(第1位なしの第2位)。 ドイツ国家演奏家資格を取得しハノーファー音楽演劇メディア大学ソロクラスを修了。
2012年 エリザベート王妃国際音楽コンクールヴァイオリン部門の公式ピアニストに抜擢される。第8回浜松国際ピアノコンクールにて第3位ならびに室内楽賞を受賞。
東京都交響楽団、セントラル愛知交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、大阪センチュリー交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、 ミュンヘン室内管弦楽団、ドルトムント・フィルハーモニー管弦楽団、シドニー交響楽団、ベルギー国立管弦楽団等、国内外のオーケストラと多数共演。 また室内楽奏者としても国際的に高く評価されており、カール・ライスター、堀正文、山崎伸子、堀米ゆず子、藤森亮一、渡辺玲子、佐藤俊介、米元響子、神尾真由子など多くの著名な演奏家と共演。 佐藤俊介との共演によるCD「グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ集 全3曲」(ナミ・レコード)は平成19年度(第62回)文化庁芸術祭レコード部門《大賞》を受賞した。
2007年にソロデビューアルバム「ラ・カンパネラ~珠玉のピアノ小品集」(ナミ・レコード)をリリースして以来、積極的にレコーディング活動を行っており、 これまでにシューベルト作品集(ドイツ・BELLA MUSICA)、ショパン作品集(ナミ・レコード)、ブルクミュラー兄弟作品集(ナミ・レコード)を発表、新聞・雑誌で紹介され注目を集めている。
これまでに、ピアノを目黒久美子、上原興隆、小林仁、植田克己、アリエ・ヴァルディ、ローラント・ケラーの各氏に、フォルテピアノを小倉貴久子氏に師事。 これまでに野村学芸財団、明治安田クオリティオブライフ文化財団、ロームミュージックファンデーションより奨学金を授与されている。
現在ウィーン国立音楽芸術大学ポストグラドゥアーレ課程にて研鑽を積んでいる。ティル=デューア財団(スイス)奨学生。